ツルツル革のお靴の汚れを落として磨き、お靴の基本的なメンテナンス方法について自信をつけていただく体験でございます。
各自、1ペアあるいは2ペアのお靴をお持ちいただき、制限時間内での完成を目指します。
(今回は、ツルツル革の革靴に限らせていただきます。お靴にキズがある場合、その具合によってはキズ補修が難しい場合もございますので、その点ご了承ください。また、珍しい素材・お色のお靴でのご参加希望の場合は、事前にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。)
①自己紹介。靴のメンテナンスについて質問等をお持ちでしたらぜひ教えてください。
②靴の部位や革の種類、靴磨きに必要な道具・クリーム、メンテナンスについてご紹介します。
③お持ちいただいたお靴をお手入れしていきます。
④完成したお靴を発表。革の種類によって光沢・仕上がりの風合いは異なりますので、ご自分以外のお靴もぜひ見てみましょう!
私自身が靴のメンテナンスについて知りたかった時、どうやって行うのか・何から始めればよいのかまったく分からず、銀座や青山の靴屋を回って高級靴を見てしまったために、革靴に触れることすら大変敷居の高いことのように誤解してしまった経験がありました。結局私は靴磨きを目的のひとつにアメリカまで行ってしまいました。
もし私のように困っている方やメンテナンスに自信のない方がいらっしゃるのでしたら、「難しいわけではない、しかし場合によっては難しい場面に当たることもある」ということをお伝えし、少しでもお役に立てたら光栄です。
私が見た限り、NYの多くの靴磨き店で同じ銘柄のシュー・ケア用品を使用しているように見受けられました。ケア用品やメンテナンス方法については極端にシンプルでありながら、店では慣れた手つきであっという間にピカピカにしてくれ、その手捌きは驚き感動するものでした。
それと比較して日本では、色々な国・ブランドのシューケア用品を手に入れることができ、靴の材質とケア用品の組み合わせによる細かなメンテナンス方法が推奨されており複雑です。完璧を目指して追求していく姿勢は世界に誇れるように思います。
しかし、すでに複雑であるにもかかわらず、違いの分かりにくい似た新製品がどんどん現れ、メンテナンス方法についても十人十色・様々な情報が溢れているので、「どれを選べばよいのか困っているのは自分だけ?他の人は困っていないのかな?」と思い続けてきました。
そんな状況を改善することは、製品開発に追われる大きな会社には難しいと思われ、むしろ私のようなちっぽけな者の仕事であると考えています。
靴には、「その靴を履いてどこへ旅した」というような大切な思い出が詰まっているものだと思います。履き心地、デザイン、ブランド、価格も大切ですが、思い出や思い入れが重要な要素となり、持ち主にとって価値ある・かけがえのないモノになると思います。私の場合、成人式用のスーツの代わりに買ってもらった靴がそれに当たります。履いているだけで心強く感じれる勝負靴や、とっておきの一足といった、強い思い入れをお持ちの方も多いと思います。「履きつぶして終わり」ではなく、メンテナンスすることで靴が「もっと身近な相棒になってくれる」ことを共感していただけるよう、お力添えさせていただきます。
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汚れる可能性がございますので、参加される際の服装にご注意ください。
必要な方はエプロン、マスク、ゴム手袋をご持参ください。
使用する靴クリーム類の材料。よごれ落とし・磨くためのブラシ&布はお貸し致します。