中国茶の面白さは、何といってもその種類の豊富さです。
原材料である茶の木そのものは、日本でもおなじみの緑茶と同様のものでありながら、その加工法の違いから、何百、何千もの味わいの異なる茶葉が生まれます。
それはもはや、一生かかってもすべて味わいきれないほどの数です。
数千種類あるとも言われる中国茶は、加工法や発酵度合によって、緑茶、黄茶、白茶、青茶、紅茶、黒茶の大きく6種類に分類できます。
このストーリーでは、これら6種類の中国茶を味わっていただき、さらに季節にあったお茶の楽しみ方や、フードとのペアリングをご紹介します。
さらに、ご家庭での気軽な中国茶の楽しみ方はもちろん、中国茶藝師による本格茶藝も披露します。
味わい深い中国茶とともに、しばし日常から離れてゆっくりと過ごすひとときをお楽しみください。
そして、たくさんのお茶の中からぜひお気に入りの一杯を見つけてください。
数年前、夫の海外赴任に伴い、中国・蘇州に移り住むことになりました。そこで出会ったのが中国茶です。
慣れない異国での生活に、初めての育児。気ままに外出することもままならない日々の中、私の気持ちを穏やかにほぐしてくれたのは、同じ駐在員の奥様からいただいた、色とりどりの缶に詰められた中国茶でした。
ほんのりフルーツの香り漂う、優しい味わいの緑茶や、砂糖を加えていないのに華やかな甘みを持つ紅茶、寝かせれば寝かせるほど価値が高まり、時に薬にもなるという白茶…。それぞれのお茶には個性があり、その背景にはひとつひとつのストーリーがありました。それらを知れば知るほど、私にとっての中国茶はより彩りを増しました。
もっと中国茶のことが知りたくて、私は子供が幼稚園に通い始めると、空いた時間に中国茶教室に通い、約3年の間、中国人の先生から本場のお茶について学びました。さまざまなお茶の淹れ方や成分、味わいの違いや正式なお作法…。国家公認の中国茶藝師の資格も取得しました。
私たちの住む日本でも、中国同様に日常的にお茶を楽しむ文化が根付いています。ひとりでちょっと一息つきたいとき、みんなで楽しくおしゃべりしたいとき。コーヒーや紅茶だけでなく、中国茶というオプションがひとつ加わることで、お茶のひとときがより豊かになるはずです。
本場中国で、現地の方から直接中国茶について教わった経験を活かし、現地の茶文化に即した内容をお伝えしたいと思います。
中国茶藝には多少は細かな作法も多少ありますが、自宅でお茶を楽しむ分には何もルールはありません。
ゲストさんには中国茶をリラックスして楽しんでいただき、ホッと笑顔になれるような時間を提供したいと思っています。
カフェに立ち寄るつもりでお越しください。
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道具の準備などは不要ですので、お気軽にお越しください。
お茶代、お菓子代、資料代